「相双ふくしま子供病院」のページをご覧頂いている中には地元の人も多くいますが、福島県外の方もいます。


震災後、福島県の映像が県外で放映される時、多くは原発周辺だったり仮設住宅だったりします。200万県民のうち1%程度の方は将来にわたっても故郷への帰還が困難であり、それ自体は決して忘れるべきことではありません。
一方で「普通」の暮らしを取り戻している県民も多くいます。地域によってバラつきが大きいのです。私自身は震災後に来た新参者で、県内各地域で働きつつ、それぞれの地域の実情を少しずつ肌で感じてきました。
その中で、震災前から子供たちが多く(出生率も高く)、震災後も子供たちが多く生まれ育っているのに、産科医・小児科医不足が顕在化している相双地域の現状を重く受け止めています。
でも、子供たちの多くは「病気の時以外は元気」であり、この地域で遊び回っている姿には、夢と希望があります。
「この地に住むこと」を選択した福島県民がハッピーに暮らしている姿が、こちらの動画(熊坂仁美さん編集)によく現れています。彼女の「福島版」以外にも、「相双版」「南相馬版」「浜通り版」などがあり、ネットで閲覧できます。
これだけハッピーな人達を周産期・小児医療の面で支えられるよう、本プロジェクトは着々と準備を進めています。(河村真)

Comments are closed.

Post Navigation