2014年のノーベル物理学賞が青色LEDを開発した日本人科学者3人に授与されることになりました。

ノーベル財団は彼らの業績を「New light to illuminate the world(世界を照らす新たな光)と絶賛し、さらに「20世紀は白熱電球が照らしたが、21世紀は明るく長寿命・省エネルギーのLEDが照らすだろう」と、その意義を讃えました。
青色LEDの完成によって、以前からあった赤・緑と合わせて光の三原色(RGB)が揃い、全ての色をLEDで表現できるようになりました
世界中が挑戦して失敗してきた「青色LED」開発になぜ成功したのか?

赤碕勇教授は「一人荒野を行く」を座右の銘に、まっしぐらに突き進む実験の日々。「流行りの研究にとらわれず、自分がやりたいことをやる。それが一番」。それでいて受賞決定後のコメントは「私は幸運で、決して私ひとりでできたわけではない。この賞に値すると思ったことはなかった」と謙遜されていました。

天野浩教授は「どんな学問でも、人のために役立つようにあらねばならない、これにつきます。それを私は教わってきました」と言いつつ「土曜どころか日曜も仕事をしている生活で、父親としても夫としても、ダメな人間です。苦労をかけたカミさんに連絡しようと思います」と、ロシアでボランティア活動中の奥様に謝意を表しました。

中村修二教授は「闘う研究者」と呼ばれる負けず嫌いの一匹狼。地元・徳島県の日亜化学工業に就職し「難しくて、人が手を出さないことをやろう」と研究を続け、500回以上失敗の末、青色LEDの製品化に成功しました。

レベルは全く違うかもしれませんが「相双ふくしま子供病院」も、福島県相双地域が世界に向けて胸を張って立ち上がることを、積極的に支えるものでありたいと志しています。(河村真)


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