福島県には各地域に周産期センターがあります。中通りは北・中・南に各1、いわき・会津地方に各1、計5ヶ所の地域周産期センター。それをまとめる総合周産期センターが福島県立医大です。

相双地域には地域周産期センターがありません。震災前に計画されたプランは様々な理由で既に頓挫し、震災後3年半経過しても、再び計画を立てる役所も人もいません。「相双ふくしま子供病院」は産科を持つ総合病院とリンクすることで、相双地域の周産期センター機能を持ちます。

早産になるかもしれない妊婦が、地域を離れて遠くの周産期センターに長期入院すると、家族とも毎日は会えません。
最近は妊婦健診に夫同伴で来る人も多いですが、入院患者は、平日昼間の診察時に夫がいないことが多い。たまたま機会が合って、週末に夫同席の診察ができると「子供が育っている実感が湧いた」と言われたりします。この子はまだ生まれませんが、先日ご紹介した母子は無事に出産を終えました。
「福島で子供を育てるべきかどうか」といった観念論は別の場所で議論して頂くとして、「日々生まれている」子供たちの健康を守るために医療が必要、という「当たり前のこと」が少しでも認識されていくことを願います。(河村真)

 

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