「相双地域に子供病院を、周産期センターを」と訴え始めたのは、震災・津波・原発事故に伴う医療スタッフの流出が、残った人の負担を増やし、ギリギリの医療体制が続いていることにある。


しかし、福島県・相双地域の周産期センター計画は震災のずっと前から構想されては潰れてきた。
基本的には絶対数が不足しているが、わずかに残った人たちが十分に協同できずにいる。北の病院にはNICU設備があるのに産科医がいない。南の病院には産科医がいるのに小児科医がいない。
こんなギリギリの状態なのだから協同すべき、と思うのが普通の考えだと思うけれど、そんなことがずっと実現されずにきた。
「相双ふくしま子供病院」計画は、この現状を打破して、本当に子供たちが明るく伸び伸びと生きていく地域を守ることを目指している。

 

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