昨日は、相馬光陽サッカー場が、子供たちと日本代表選手の交わる場になりつつあることを紹介しました。


米国のボストン小児病院のエントランスを入ると、ロビーの壁一面に4つのブースがあります。それはボストンに拠点を置く4大プロスポーツチーム(MLBレッドソックス、NFLペイトリオッツ、NBAセルティックス、NHLブルーインズ)の常設ブースです。
もちろん日本の小児病院もプロスポーツ選手との関わりはありますが、関わり方の深さが違います。4大プロスポーツはいずれも地元チームで、その4つの間で、まるで子供たちの人気を競うかのよう(つまり、ベイスターズのライバルが他の野球チームでなく、横浜Fマリノスであるような感じ)です。シーズン前に子供たちと交わした約束が、彼らの優勝の原動力だったりします。どのチームも優勝経験がありますが(レッドソックスは昨年、上原・田澤を擁してワールドシリーズ優勝)、一方で常勝とも言い切れず、時々とても弱い年がある。勝つか負けるか分からない不安定さと、地元密着型の姿勢は、現在日本シリーズで戦っている2チームに似てるかもしれません。

子供たちと「地元」プロスポーツ選手の交流は、子供たちにとって夢が広がるだけでなく、「数万人の応援」と同じくらい「一人の少年の応援」が選手自身を奮い立たせることもあります。
福島県にはサッカーJ3、バスケットbj、野球BCなど各リーグのチームが育ちつつあります。
「相双ふくしま子供病院」は、地元のプロスポーツ界と応援し合って、お互いが伸びていく形を目指したいと思います。(河村真)

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(C) Boston Children’s Hospital 

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