「レスピット(レスパイト)」という制度があります。これは障がい児・者福祉や老人福祉などの分野で使われる言葉で、「在宅ケアを受けている人の家族が一時休息を必要とする時に預かる」ことを意味します。「相双ふくしま子供病院」基本計画の中にも、さりげなく入れてあります。

「在宅ケア」を受ける理由には「受け入れ施設待ち」というネガティブな要素もありますが、実は「家族と、地域で、当たり前に生きていく」ということにはポジティブな意義もあります。

私・河村がそれを学んだのは京都の在宅重度障がい児・者と家族で作る「えのき会」に出会ったからです。最初は行政の補助もなく、自分達で資金を持ち寄って活動を始めた「えのき会」がモデルにしたのは、横浜市の社会福祉法人・訪問の家「朋」でした。京都から朝一番の「のぞみ」に乗って「朋」の見学に行ったのは15年以上前のことです。「朋」のロビーで利用者の皆さんが楽しそうにZARD「負けないで」を歌い踊っていた光景が忘れられません。
「えのき会」は任意団体からNPO法人を経て社会福祉法人となり、今や「訪問の家」に勝るとも劣らない、素晴らしい事業を展開しています。
「行政が動くのを待たず、まず自分達で動けば、後から行政はついてくる。」

「相双ふくしま子供病院」プロジェクトと同じ信念がそこにはあったのです。(河村真)

社会福祉法人・訪問の家
http://www.houmon-no-ie.or.jp/

社会福祉法人・えのき会
http://www.enokikai.jp/

 




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